
1 Season
11 Episode
隠蔽捜査 - Season 1 Episode 3 第三話 犯人射殺の謎と罠!最終決断!妻の命か人質の命か!
降格人事を受け、大森北署の署長となった竜崎(杉本哲太)は、家族と共に新たな官舎での暮らしをスタートさせた。そんな中、業務の改善案を提出しに警察庁へ向かった竜崎は、偶然にも同期の伊丹(古田新太)と上條(生瀬勝久)に出くわし、事件発生の知らせを受ける。高輪南署管内で発生した強盗事件の犯人3名が、大森方面へ逃走中、そのルートから大森北署でも緊急配備することに。大森北署では副署長の貝沼悦郎(松澤一之)と警務課長の斎藤治(八十田勇一)が、全ての手配を既に整えていたが、竜崎が配置図で確認すると、目黒、世田谷方面に配備が無いことに気付き、追加配備を命じた。そんな折、管内のとあるスナック「磯菊」でケンカの通報が入る。竜崎は別の人員を行かせるよう指示を出すが、人手が足りないと現場から反対され、緊配が解けた後、確認に行かせることとなった。しばらくして、碑文谷西署管内で強盗犯2名の身柄が確保された。残りの1名は車以外で逃走、各署に出されていた緊配は解かれた。だが、ここからが問題だった。犯人は竜崎が予想した通り、目黒、世田谷方向へと向かい緊急配備をすり抜けていたこと、何より本庁の捜査員が身柄を確保したという事実。竜崎が追加指示した、方面の緊配は間に合っていなかったのだ。案の定、大森北署を統括する警視庁第二方面本部の野間崎正嗣管理官(古舘寛治)が、面子を潰されたと竜崎のもとへ怒鳴り込んできて…。一方、ケンカ騒ぎの通報があった「磯菊」で、逃げた強盗犯人が店主とその妻を人質に取って立てこもり、発砲したとの知らせが飛び込んできた。逮捕された仲間の供述によると、犯人の銃には10発以上の弾が残されていると判明。事の重大さに刑事部長の伊丹は、捜査一課特殊班(SIT)を急行させ、陣頭指揮を執るために大森北署へと急行。指揮者が2人になっては無駄だと、竜崎は最前線の事件現場へと詰めることになるが、そこに娘の美紀(三倉茉奈)から、妻・冴子(鈴木砂羽)が病院へと運ばれたと連絡が入る。警察庁で事の成り行きを伺っていた上條が下す、厄介な火種。次々と竜崎を襲う事件と所轄での弊害と今までと違う署長という立場、そして妻の病。だが、これが更なる難事件へと発展してしまうことを、この時の竜崎は知る由もなかった。果たしてその難事件とはいかに!?