
5 Season
53 Episode
救命病棟24時 - Season 1 Episode 9 がんばって…
看護婦のゆき(須藤理彩)が父親の剛(江守徹)に「ガンだからね」と言った翌日、進藤(江口洋介)は剛に「肺ガンだが、手術で治る可能性がある」と検査結果を伝える。ゆきは進藤と楓(松嶋菜々子)に言いすぎたことを謝るが、進藤はゆきと折り合いの悪い父親が葬儀社に情報を流した疑いを持たれた娘の汚名を晴らそうとしたことを明かす。情報を流していたのは辻(八嶋智人)だった。その日、建築中のビルから落ちてきた鉄骨をモロに受けた青年が運びこまれる。両親や友人が駆けつけるが、手の施しようがなく、ゆきも慰めの言葉もない。婦長のルリ子(大島蓉子)もゆき親娘の関係修復につとめるが、ゆきの心をほぐせない。剛は進藤に複雑な親娘関係を打ち明けた上、「手術は怖い」と言う。帰ろうとしたゆきに進藤は、「オペを受けるように父親を説得しろ」と命じるが、ゆきは父親への対処の仕方が分からない。進藤は「ここは命を救うところ、お前はその一員だろう」と問い掛ける。翌日、横になったままの青年の両親が面会を許される。「よく頑張ったね」と誉める姿を見たゆきが、涙をこらえながら病院の玄関へきた時、急ブレーキの音を耳にする。「助けて」と叫ぶ佳代(水島かおり)。目を離したスキに息子が風呂に入り、溺水してしまったらしい。同じころ、剛の病状が急変し、進藤が剛を、堺(杉本哲太)が子供の処置をし始める。動転している佳代をゆきが慰めているところへやってきた楓が、父親の病状の急変を伝えるが、ゆきは「ここが終わってから行きます」と答える。一方、剛はうわごとでゆきの名前を呼びつづけている。