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1 シーズン
108 エピソード
鉄道伝説 - Season 1 Episode 105 国鉄201系電車 ~第2世代通勤形電車をつくれ!~
昭和54年(1979年)に営業運転を開始した国鉄201系電車。国鉄初の“省エネ電車”として開発された201系は長年使用されてきた103系以来、実に16年ぶりとなる新形式の通勤形電車であった。 201系最大の特徴は、従来の制御方式に変えて当時省エネルギーの旗頭として脚光を浴びていた“チョッパ制御”を採用したこと。量産車が登場して4年後には、はやくも首都圏を走る中央線快速が201系へと統一され、一躍中央線の顔となる。 続いて、中央・総武線緩行や京浜神緩行などでも運用され、第2世代の通勤形電車として、首都圏・近畿圏の通勤輸送の主役として活躍をつづけた。 第2世代通勤形電車の出発点となった201系。しかし、そのチョッパ制御実用化への道は民間の鉄道会社に遅れをとった事実がさし示すように長い時間が必要であった。