
5 Season
53 Episode
救命病棟24時 - Season 2 Episode 4 おまえはひとりじゃない!
救命センターに、土砂崩れで下敷きになった負傷者二名を乗せたストレッチャーが入ってきた。一人は、6時間土砂の下敷きになっていた男、森田。そしてもう一人は、救助にあたったレスキュー隊員・佐野巧一(根岸大介)。両者ともに意識混濁、ひじょうに危ない状態。初療室では、さっそく二手に別れての治療が開始された。進藤(江口洋介)、小田切(渡辺いっけい)、矢部(伊藤英明)らは佐野を、神林(小日向文世)は城島(谷原章介)、奈津(田畑智子)と組んで森田を。だが、そこにたまき(松雪泰子)の姿はない。衛生エリアでは同僚の様子を心配そうに見つめる合田(木下政治)、喜多見(池田稔)、二人のレスキュー隊員の姿がある。と、その時だった、森田の傍らに居たゆき(須藤理彩)が、「この人、確か何かの薬に強いアレルギーがあるはずですっ!」と、森田が以前にもここに来たことがあり、薬の投与には最新の注意が必要な患者だ。一方、大動脈損傷が判明した佐野に対しての処置法が進藤から矢部、奈津に出されていた。だが、咄嗟のことに焦ってしまい手袋さえ上手くはめることができない。進藤はそんな二人の様子を見て言った。 「ひとりで焦るな、俺たちは五人いるんだ」。結果、佐野は一命を取り止めることができた。だが、森田は必死の治療も及ばなかった・・・。その後、たまきのことが小田切やナースたちの間で話題に上がった。「仕事する気になれない」で現場を拒否されてはたまらないと思う小田切。進藤は本当の理由をたまきに問い正すと、以前治療にあたった男性患者からクリミアコンゴ出血熱が感染した疑いがあること、現在血液検査の結果を待っていることを認めた。結果がでるまでは治療にあたることはできないのは当然。そして、小田切とも相談の上、事情と病状を漏らさないため臨床検査科・VIP用個室にたまきは隔離されることになった。