
1 Season
10 Episode
世界で一番熱い夏 - Season 1 Episode 1 犯人は俺じゃない
次期首相候補の大物代議士・東城勇志(小野武彦)の第1秘書の神大輔(岸谷五朗)は、「政治家になって日本を変えたい」という大きな夢を持つ誠実かつ熱い男である。東城は大輔の理想であり憧れであり、最大の目標だった。ハードな秘書の仕事にも、忠誠を誓い献身的に働く日々だ。 大輔には妻・来未子(和久井映見)と娘・ちえみ(仲根紗央莉)がいる。家族揃って過ごす時間は極めて少ないが、来未子は大輔の夢を理解してくれる唯一の存在だ。 ある日、大輔は政策秘書・榎本凉子(原沙知絵)から緊急の電話で呼び出された。東城の贈収賄事件が発覚したという。尊敬する東城の汚職など信じられない大輔だが、あろうことか東城は大輔を贈収賄事件の首謀者に仕立て上げようとしていた。そんな大輔を見る周辺の人間たちの目は変わってしまう。連日押し寄せる警察とマスコミ。世間の冷たい無遠慮な視線が来未子とちえみにも向けられるが、2人は大輔の無実を信じていた。 絶望の淵に追い込まれた大輔が陸橋の上から、下の線路を眺めていると、ヤブさん(田中邦衛)が近づいてきた。大輔がヤブさんについていくと、そこはホームレスの居住区の簡易集落。ヤブさんを始め、原さん(古手川祐子)、タカシ(風間俊介)、マッポ(柳沢慎吾)、鈴木さん(鈴木史朗)たちホームレスとの生活が始まる。やがて、東城の第1秘書、神大輔容疑者が焼身自殺したとのニュースが流れ…。