
2 Season
20 Episode
喰いタン - Season 2 Episode 9 第9話「特別編!! なぜか江戸時代で食べまくる」
イジメられているクラスメートを助けられなかった金田一少年(須賀健太)は、黎(小池里奈)に意気地がないといわれて大ショック。金田一少年から事情を打ち明けられた聖也(東山紀之)は、困っている人を助ける勇気が必要だとアドバイス。涼介(森田剛)も、手作りのお守りミサンガをプレゼントした。しかし、塾の模試で失敗しムシャクシャした金田一少年は、涼介のミサンガを投げ捨て、京子(市川実日子)が心を込めて作ったお茶漬けに文句をつけて事務所を飛び出した。その金田一少年が事務所から出たとたん、突然閃光に包まれた――。 まもなく、金田一少年は、自分が妙な空間にいると気付いた。周りの町並み、そこを行き交う人々は、時代劇で見る江戸の風景にそっくり。道ばたでは、瓦版売りが大泥棒・ねずみ小僧の人相書入りの瓦版を配り、みんながそれに群がっている。ねずみ小僧は、金持ちの蔵から米を盗み出しては貧しい庶民に配っているらしいのだ。金田一少年は、自分が江戸時代にタイムスリップしたと気付いた。 町中を歩き回るうち、金田一少年は五十嵐そっくりの同心・五十進(佐野史郎)らに追い駆けられた。路地に逃げ込んだ金田一少年を匿ってくれたのは、聖也と瓜二つの次郎吉。この次郎吉に連れられて町外れの農家に行った金田一少年は、涼介と京子にそっくりの涼之介とお京という若夫婦に優しく迎えられた。 翌朝、五十進、そして、桃そっくりの与力・桃太郎(京野ことみ)は、金持ちの蔵から米を奪い、倉番を殺した現場を検分し、ねずみ小僧の犯行と確信して探索に乗り出した。その卑怯なやり方を見た桃太郎らは、何としてもねずみ小僧をお縄にしようと目の色を変える。 一方、金田一少年は、江戸時代の衣食住を体験し、田んぼで草取りをして、お腹を空かせていた。そんな金田一少年に、お京や次郎吉らは、白米だけで作ったおにぎりを手渡す。金田一少年は、大切なお米で作ってくれたおにぎりを頬ばりながら、みんなの優しさを感じて涙を流した。そして、涼之介が農作業の合間にくれたワラの腕輪のお守りを素直にはめてもらった。 その夜、涼之介の家に、人相書を手にした五十進らが、ねずみ小僧の聞き込みにやって来た。次郎吉がその人相書にそっくりだと気付いた金田一少年は、その姿を求めて夜の町を捜し回って――。