
1 Season
11 Episode
電車男 - Season 0 Episode 2 電車男デラックス~最後の聖戦~
ネット掲示板の住人たちに支えられて愛を成就した“エルメス”こと青山沙織(伊東美咲)と“電車男”こと山田剛司(伊藤淳史)は、順調に交際を続けていた。沙織へのプロポーズを決意した剛司は、給料3ヵ月分の婚約指輪を用意し、彼女とともにレストランで食事をする。しかし剛司は、肝心のところで怖気づいてしまい、結局、指輪を渡すことができなかった。剛司からの報告を読んだ「独身男が毒づくスレ」の住人たちは、「お前は健闘した」「一歩一歩を大事に歩めばいい」と、落ち込んでいる剛司を励ました。 そんな折、“株の魔術師”の異名を持つ前園(北村一輝)が経営するIT企業・サイバーネクスト社が、自社のホームページ上で、1000万円の懸賞金をかけて電車男を捜し始める。それを読んだ者たちは、情報交換をしながら秋葉原界隈で電車男狩りに乗り出そうとしていた。 一方、沙織は、祖父の照光(藤村俊二)から、今度の日曜日に取引先の社長との会食に出席してほしいと頼まれる。そんなある夜、剛司のもとにやってきた照光は、電車男狩りの話を切り出し、沙織と別れてほしいと剛司に告げる。自分に自信がないせいで何も言えなかったと落ち込む剛司に、住人たちは運命のブラックパールの話を教える。それは、タヒチの森の奥に住む仙人が守っており、太陽に透かしてみると、自分の恋愛のことが克明に記されているという神秘的な真珠の話だった。自分は沙織の結婚相手にふさわしくないのではないか、と心のどこかでずっと思い続けてきた剛司は、その真珠を探してみようと決意した。 タヒチに行くための費用を捻出(ねんしゅつ)するためアルバイトを始めた剛司は、運よく商店街の福引きでタヒチ旅行のペアチケットをゲットする。するとそこに、人材派遣会社に勤める剛司がかつて担当していた女性・陣釜(白石美帆)が現れた。陣釜にそのチケットを奪われた剛司は、彼女と一緒にタヒチに向かうことになったが…。